研究課題/領域番号 |
16K20758
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
横山 郁美 (佐藤 郁美) 福島県立医科大学, 看護学部, 助教 (40736724)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 終末期看護 / 在宅看護 / 死後の処置 / 訪問看護師 / ターミナルケア / 看護学 |
研究成果の概要 |
訪問看護師による在宅での死後の処置とケアの現状を明らかにすることを目的とし、福島県内の訪問看護事業所135施設に勤務する訪問看護師を対象に質問紙調査を実施した。208名から回答が得られた。死後の処置として「体腔への綿詰め」は約7割、「顎をゴムバンドで固定する」は約5割、「手をゴムバンドで固定する」は約4割の訪問看護師が実施しており、エビデンスの得られていない処置方法が現在も続けられていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
入院患者の在院日数の削減が進み、在宅医療への移行が進んでいる。本研究の結果は在宅での死後処置の課題を明確化するものであり、死後処置の簡素化や効率化に向けたケアの見直しにつながるものと考えられる。 訪問看護師による死後の処置の実態が明らかとなり、在宅看護における看取りのあり方を検討することによって、残された家族へのグリーフケアを考える機会となり、在宅で患者を看取る際の看護師のケアの質の向上につながると考える。また、在宅看護の質が向上することにより患者とその家族が自宅でも安心して死を迎えることができ、在宅緩和ケアの普及につながると考えられ、今回の研究はその一助となると考える。
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