研究課題/領域番号 |
16K20760
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2017-2019) 東京大学 (2016) |
研究代表者 |
川上 明希 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (00734021)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / 潰瘍性大腸炎 / 遠隔看護 / 英国 / 電話相談 / 再燃 / セルフケア |
研究成果の概要 |
まず,先進的に炎症性腸疾患(IBD)患者に電話相談支援を行っている英国,および日本のIBD診療を専門としている医療者にヒヤリングを行った.その結果,英国では多くの施設で専門看護師による電話相談が実施されており,内容は体調悪化時の相談が多かった.日本では電話相談未導入である施設が多かったが,導入に前向きな施設もあった.次に,英国での潰瘍性大腸炎(UC)患者の病状認識を把握するため,英国UC患者を対象に生活困難感尺度英語版を開発した.最後に,看護師主導による電話相談支援を実施している日本のIBD専門病院1施設を対象に電話相談内容等を調査した.結果,IBDの体調悪化に伴う相談が最多であった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果および意義として以下2点を挙げる.まず,炎症性腸疾患患者の電話相談システムを導入している英国の支援実態および患者のニーズを把握したことで,今後日本において電話相談システムを普及させる際のポイントが明らかになったと考えられる.次に,日本の電話相談システムの相談実態を把握した結果,炎症性腸疾患の悪化に関する相談が大半を占めていた.この結果から体調悪化に関する支援プロトコルを充実させることで,効率性および安全性を確保した遠隔看護の充実につながるのではないかと考える.
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