研究課題/領域番号 |
16K20766
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
佐竹 陽子 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90641580)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 救急看護 / 緩和ケア / 終末期ケア / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は救急領域で終末期ケアを実践する看護師の葛藤に着目し救急領域の緩和ケアシステム構築への示唆を得ることであった。 救急看護師に無記名自記式質問紙調査を実施し288名から回答を得た(有効回答率55.0%)。葛藤は〈自身の終末期ケア実践能力への葛藤〉〈医療チームとの関係性に関する葛藤〉〈終末期ケアを実践する環境に関する葛藤〉〈意思決定に関する葛藤〉〈家族ケアに関する葛藤〉〈患者の苦痛に関する葛藤〉〈救急医療の限界への葛藤〉7因子31項目で構成、緩和ケアチームの介入が関連していた。葛藤をセルフケアできるための看護師への心理的支援、救急の特性を考慮した緩和ケアシステムの構築が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
救急領域で終末期ケアを実践する看護師の葛藤の構成概念と、その関連要因として緩和ケアチームの介入があることを明らかにした点は、看護師への心理的支援に寄与できるものである。また看護師の葛藤の構成概念から、救急領域における緩和ケアシステム構築に必要な要素を明らかにした。これらは今後の救急領域における緩和ケアシステムの構築の基礎資料となることが期待できる。
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