研究課題/領域番号 |
16K20771
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 文京学院大学 |
研究代表者 |
渋谷 寛美 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助教 (20533334)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 心房細動 / 外来看護 / 服薬継続支援 / 経口抗凝固薬 / 服薬行動 / 心房細動患者 / 抗凝固薬 / スクリーニング / 慢性看護学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,心房細動患者の抱える重大な合併症である脳梗塞発症を防ぐために,必要とされている抗凝固薬の内服を継続するための支援を検討することである. 看護師が外来での関わりの中で,より効果的に関わるために服薬行動の継続が難しくなりそうな対象者をスクリーニングするためのシートの作成を行った。どのような要因が服薬行動不良につながるのかのリスク項目を抽出し,40項目からなるスクリーニングシート案を作成し,実際の対象者への調査を開始している.現在収集できたデータを解析しつつ,スクリーニングシートの項目の検討を行っている.今後項目の妥当性などの検証を行って行く予定である.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で作成するスクリーニングシートを用いることによって,心房細動患者で抗凝固薬の服薬が必要となった対象者に対して,服薬開始の初期の段階で医療者の介入が必要となるリスクの高い対象者をスクリーニングでき,より対象者にあったケアを,早期の段階で効率的かつ重点的に提供するための一助となると考える. このような早期段階での医療者による支援は,服薬行動が継続できないことによる心原性塞栓性梗塞の発症リスクを低下させるとともに,薬剤の飲み忘れを予防することに繋がる.その結果今後益々増大するといわれている医療コストを抑制させる可能性があると感考える.
|