研究課題/領域番号 |
16K20773
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
市川 砂織 杏林大学, 保健学部, 非常勤講師 (70759505)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 末梢神経障害 / 化学療法 / 大腸がん / 看護 / がん化学療法 / オキサリプラチン / 症状緩和 / 苦痛緩和 |
研究実績の概要 |
切除不能進行再発大腸がんの治療の一次治療で使用されるオキサリプラチンは、副作用に末梢神経障害があり、患者のQOLを低下させる要因の一つである。オキサリプラチンによる末梢神経障害がある大腸がん患者の苦痛緩和にむけた看護支援モデル開発のために、文献検討をおこなった。その結果、既存の研究では化学療法を実施中に症状がある患者、化学療法終了後も症状が持続している患者を分けて研究しているものはみあたらなかった。しかし、化学療法を実施中であるか、実施後も持続しているかをわけて分析する必要が考えられる。なぜならば、化学療法実施中の患者は、末梢神経障害の症状があってもがんが治るかもしれないという希望がある。しかし、がんの進行によりオキサリプラチンを含むレジメンが使用できなくなった患者では、いつまで続くかわからない症状だけが残って、かつ疾患が進行している状況にある。そのため、末梢神経障害のとらえ方が両者で異なる可能性がある。看護支援モデルの開発に向けて、まずは両者を分けて、末梢神経障害のとらえ方、症状の持続期間や症状の内容、対処方法を分析する必要があると考えられた。そこで、化学療法終了後も症状が続く患者に焦点をあてた研究を実施しようと考えていた。そのためには、インタビューによる質的データとQOL、症状の強さについて量的データをとり、分析をする予定であった。しかし、自身の都合により、倫理審査を通すことも難しい状況があり、研究を継続することが困難となり、研究を廃止することとなった。
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