研究課題/領域番号 |
16K20775
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東京工科大学 (2019) 東邦大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
浅海 くるみ 東京工科大学, 医療保健学部, 助教 (90735367)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 外来化学療法 / 転移・再発がん / 多重症状 / 外来看護師 / 転移・再発乳がん / 転移再発乳がん / 化学療法 / 再発乳がん |
研究成果の概要 |
本研究は、外来化学療法中の再発乳がん患者の多重症状の緩和に向けた看護プログラムの作成を目的とした。研究方法は、外来看護師6名と訪問看護師7名に個別の半構造化面接を実施した。面接の結果から、外来化学療法を受ける再発乳がん患者の多重症状の緩和に向けた看護プログラムの構成要素は、1.「症状緩和」と「予後を見据えた支援」を同時並行的に実施すること、2.終末期ケアに関する外来看護師向けの教育を充実させること、3.外来と在宅の看護連携の促進に向けた情報共有ツールやシステムを整備することであると考えた。今後は、看護プログラムを具体的に運用するための検証が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在院日数の短縮化に伴い、化学療法を受ける場は入院から外来へ移行している。特に、転移再発による化学療法を受けるがん患者は、複数の症状による心身の負担感の増大に加え、人生の最終段階の治療やケアの選択という厳しい問題と向き合う必要があるため、外来看護師に求められるケアは高度かつ複雑になっている。そのような課題に対し、早期から訪問看護を導入することの有効性が示唆されているが、その実態は明らかにされていない。本研究は、化学療法中の再発乳がん患者の多重症状の緩和に向けた外来看護および訪問看護の実践と実践上の困難を明らかにし、病院と在宅のシームレスな連携を見据えた看護の体系化に向けた成果を得た。
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