研究課題/領域番号 |
16K20778
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 人間環境大学 |
研究代表者 |
大林 実菜 人間環境大学, 看護学部, 講師 (80590009)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 慢性心不全 / 末期・終末期ケア / 末期終末期 / 指標開発 / 末期 / 終末期 / 緩和 / 慢性期看護 |
研究成果の概要 |
本研究では、専門・認定看護師を対象にしたデルファイ調査により68項目の慢性心不全末期・終末期ケアの質評価指標を開発した。またその指標を用いて、全国の循環器科で働く看護師を対象に、ケアの実態調査と指標の妥当性の検討を行った。その結果、看護師らは時間の確保が困難な状況のなか、患者の苦痛を緩和するため日々ベッドサイドでのケアに時間を割いている状況であることが分かった。また所属機関に介入チームがあることや研修会や勉強会の参加経験が、看護師の末期・終末期ケアへの認識を向上させ、高いケアの実施状況つながっていることが考えられた。さらに指標の妥当性を検討した結果、妥当性を確認できたと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性心不全患者に必要な看護ケア全体を網羅した心不全末期・終末期ケアの質評価指標を開発したことにより、指標は看護師のケアの振り返り等に活用できると考える。それにより末期・終末期ケアを意識した看護ケアを提供できること、さらに病棟単位等で不十分なケアの傾向の検討も可能となり、部署全体の課題としての取り組みやその評価における活用もできると考える。さらに今回その指標を用いて全国の循環器科で働く看護師を対象にした実態調査も行ったことにより、ケアの実施状況が確認され、課題を明らかにすることができた。さらに所属機関の介入チームの存在の有無や研修会等の参加経験の有無の重要性が改めて認識できた。
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