研究課題/領域番号 |
16K20780
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
天野 功士 同志社女子大学, 看護学部, 助手 (40756194)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 神経膠腫 / 生活 / 調整 / 支援プログラム / 生活の再獲得 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,神経膠腫患者の生活の調整過程を明らかにし,生活の調整を促進する支援プログラムを開発することである.第1段階では,がん患者が生活の再構築過程において直面する課題と取り組みに関する文献レビューを行った.第2段階では,経口抗がん剤を継続している初発神経膠腫患者10名を対象にインタビュー調査を行った.その結果,神経膠腫患者の生活調整過程は《猶予のない状況の中で自分らしい生き方への試行錯誤》をコアカテゴリーとするプロセスであった.今後は,神経膠腫患者の生活調整過程を促進する支援プログラムの開発を進めていく.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳腫瘍の一種である神経膠腫においては,十分な研究がなされておらず,効果的な看護が行われていない状況がある.本研究では,神経膠腫患者の生活の調整過程を明らかにしたことで,従来の症状に対する看護支援に加え,患者の生活調整の段階に応じた支援を提供することが可能となる.また,看護師は「患者が次にどのような状態に至るか」といった見通しを立てることができ,予測的な援助や指導を行うことが可能となる.さらに,患者の生活の調整過程をふまえた支援プログラムを開発することにより,早期から退院に向けた支援を開始し,退院後の継続的な支援が可能となるため,ケアの質の向上が見込める.
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