研究課題/領域番号 |
16K20782
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 大阪医科大学 (2017-2019) 兵庫医療大学 (2016) |
研究代表者 |
府川 晃子 大阪医科大学, 看護学部, 准教授 (30508578)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | がん薬物療法 / 高齢者 / 肺癌 / 分子標的薬 / 経口抗がん薬 / 肺がん / 化学療法 / がん看護 / 外来看護 |
研究成果の概要 |
近年、外来で経口分子標的薬治療を受ける肺がん高齢患者が増加しているが、外来通院で内服による治療を受けている患者への看護支援は十分とはいえない。そこで本研究では「外来で分子標的薬内服治療を受ける肺がん高齢患者の自己管理支援プログラム」を作成し、臨床の看護師の意見をもとに内容を修正し評価を受けた。のべ38名の看護師に対する質問紙調査の結果、「プログラムの目的は適切である」「看護師が患者を支援するのに役立つ」等の多くの項目で高い評価が得られ、プログラムの適切性と有用性がみとめられた。2020年度以降も研究を継続し、プログラムを活用した患者への介入によって評価を実施する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺がんは人口の高齢化に伴い高齢者の罹患率が高くなっており、罹患年齢のピークは80歳代前半である。細胞傷害性抗がん薬の適応がない高齢患者でも、対象となる遺伝子変異がある場合は分子標的治療薬の投与が推奨されており、多くの高齢患者が分子標的治療薬による治療を受けている。分子標的薬の内服による治療のほとんどは外来通院で行われることから、患者は治療の有害事象や病気の進行に対する不安など多岐にわたる問題に自分自身で対処し続けなければならず、高齢者の身体的・心理社会的な特徴に合った自己管理への支援が必要である。本プログラムを活用することによって、患者がより良い療養生活を送るための支援ができると考えられる。
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