研究課題/領域番号 |
16K20783
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
萩原 智子 産業医科大学, 産業保健学部, 助教 (20746549)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 肺がん / 化学療法 / 療養生活 / 看護 / がん看護 / 進行肺がん / 治療継続 / 看護支援 |
研究成果の概要 |
本研究は、化学療法を継続する進行肺がん患者の療養生活に焦点を当て、患者と看護師に対する調査をもとに、療養生活支援プログラムを開発することを目的に実施した。調査の結果より、化学療法を継続する進行肺がん患者の療養生活を支援するプログラムに含むべき内容として、セルフマネジメントを促進する支援を目標に、①最新の肺がん化学療法の知識、②AYA世代の肺がん患者が利用できるサポート内容に関する知識、③がん医療を取り巻く社会保障制度、④本調査で得られた治療段階別に出現する進行肺がん患者の療養生活上の困難に対する必要な看護支援を含むことが最低限必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学療法を継続する進行肺がん患者の療養生活において、患者・看護師が困難と感じている内容が浮き彫りとなり、より支援体制として整備すべき問題とその対応について検討することが可能となった。 また、本研究の特色としては、化学療法の治療段階に沿って進行肺がん患者の療養生活を支援するプログラムの開発に活用できる点である。特に、肺がん化学療法は、遺伝子変異の有無による治療選択など飛躍的に発展しており、看護も複雑化していることが考えられた。看護実践の切り口として、肺がん化学療法の治療段階に応じた看護プログラムが開発されることにより、患者QOLの維持・向上の支援につながる点に本研究の意義がある。
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