研究課題
若手研究(B)
本研究は、(1)系統的文献レビューにより身体的・心理的問題ががん経験者の職務パフォーマンスと関連したこと、(2)成人期小児がん経験者において複数の身体的問題を抱えていることは職務パフォーマンスの低下と関連したこと、(3)成人期小児がん経験者において身体的問題を抱えることは就労への不安が悪化することと関連したこと、(4)小児がん経験者の疾患認知としてPosttraumatic Growth(PTG)に着目し、PTGのうちNew Possibilitiesが就労・職務パフォーマンスを含む社会参加・活動の質と関連したことを明らかにした。これらの成果に基づき小児がん経験者の就労支援を今後構築していく。
小児がん経験者の職務パフォーマンスにおける関連要因は明らかになっておらず、治療による身体的・心理的問題や疾患認知が関連することで、小児がん経験者の小児がん経験者の就労状況や職務パフォーマンスを改善する就労支援プログラムを検討することが可能となる。また、小児がん経験者の長期フォローアップケアとして具体的な就労支援は提示されておらず、本研究の成果は小児がん経験者に対する臨床での就労支援を発展させる基礎資料となる。さらに、本研究の知見に基づき、小児がん経験者の就労の促進や職務パフォーマンスの改善を目指した就労支援が発展・普及されることで、将来的に健康関連QOLの向上も見込まれる。
すべて 2019 2018 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 1件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 5件) 図書 (4件)
CANCER REPORTS
巻: 2 号: 3
10.1002/cnr2.1175
日本小児血液・がん学会雑誌
巻: 56 号: 5 ページ: 447-453
10.11412/jspho.56.447
130007795801
Personality and Individual Differences
巻: 137 ページ: 17-21
10.1016/j.paid.2018.07.040
Geriatrics & Gerontology International
巻: 19 号: 1 ページ: 51-55
10.1111/ggi.13556
保健の科学
巻: 60 ページ: 105-110
Asia Pacific Journal of Clinical Oncology
巻: 12(4) 号: 4 ページ: 383-397
10.1111/ajco.12515
質的心理学フォーラム
巻: 8 ページ: 32-38