研究課題/領域番号 |
16K20787
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
川口 めぐみ 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (40554556)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 統合失調症をもつ人 / 家族レジリエンス / 看護支援プログラム / 親 / きょうだい / 統合失調症者 / レジリエンス / 統合失調症者家族 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究では、まず、家族レジリエンスの実態把握のため、地域住民125名を対象にアンケート調査を実施した。その結果、故人の支えを家族間で共有していること、うつを予防することが家族レジリエンスを高める可能性を示した。次に、統合失調症をもつ人の家族(親、配偶者、きょうだい)を対象にインタビュー調査を実施し、家族の経験を明らかにした。家族の中でも親14名の結果から、親は長期間、子を病気と理解できず対処の仕方に苦しむが、知識の獲得や物事の捉え方の改善により力を獲得することを報告した。 これらの結果を元に、看護支援プログラム(案)を作成し、精神疾患をもつ当事者から助言を受け修正し、プログラムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国では、精神疾患をもつ人が住み慣れた地域で暮らすために、必要なサービスを導入し、その人を支援する地域包括ケアシステムの構築が急務となっている。精神疾患の中でも特に統合失調症をもつ人は症状に社会生活能力の低下がみられることや好発年齢が思春期から青年期であることから、家族の長期的な支援が必要となっている。 そのため、統合失調症をもつ人の発症早期からの介入を目指した家族レジリエンスを高めるための看護支援プログラムを開発することで、統合失調症をもつ人が地域での生活を継続していくための本人と家族への効果的な支援を見出すことにつながる。そして、将来的には地域包括ケアシステムの構築に寄与できると考える。
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