研究課題/領域番号 |
16K20805
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 共立女子大学 (2017-2019) 東邦大学 (2016) |
研究代表者 |
ケニヨン 充子 共立女子大学, 看護学部, 准教授 (90385568)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 産後女性 / 睡眠状態 / 授乳 / 産後うつ / 自律神経活動 / 産褥女性 / 睡眠 / マタニティブルーズ / 産後早期 / 看護学 / 助産学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、産褥早期の夜間授乳を行っている女性の睡眠状態の実態と気分の変調の実態について明らかにすることである。本研究の結果、入院中の平均睡眠時間は5.4±2.1時間、産後1か月後の平均睡眠時間は4.4±1.7時間で、特に疲労回復と睡眠時間に関する得点が低い傾向にあることが明らかになった。さらに、個別ケースで見ていくと、産後うつ病自己評価票の点数が高く、産後うつと判断された対象者では新生児が泣き、睡眠が十分に取れていない状態であることが明らかになった。産後の女性には、入院中だけでなく、中長期的なケアが重要となることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産後の女性を取り巻く状況はまだ十分に支援が整っているとは言い難い。退院後、産後1か月の間に、睡眠不足等が発生し、心身の不調をきたしている褥婦も多い。産後うつ病を予防していくためには、入院中から精神状態や睡眠状態、自律神経活動を注視し長期的な支援が必要となる。本研究では、入院中から産後1か月間の精神状態と睡眠状態の実態を明らかにしたことから、今後の支援策を検討するための基礎的データとして貢献できるといえる。
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