研究課題/領域番号 |
16K20807
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 西九州大学 (2019) 聖隷クリストファー大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
坂本 飛鳥 西九州大学, リハビリテーション学部, 講師 (90758715)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 骨盤帯痛 / 産後骨盤アライメントの変化 / 3次元骨モデル / 生涯発達看護学 / 母性・女性看護学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、産後骨盤アライメントの変化と産後の骨盤痛との関係を明らかにすることであった。産後2週と産後12週に仙腸関節スコア、骨盤周囲の圧痛、日本語版pelvic girdle questionnaireとMRI撮影を行った。3次元骨盤モデルより、骨盤の非対称性、仙腸関節近接間距離を分析した。結果、対象11名中、骨盤痛重度群は6名、骨盤痛軽度群は5名であった。産後12週で骨盤痛が持続しているものは55%存在した。骨盤痛が持続している群では仙腸関節近接間距離の非対称性の改善が認めなかった。産後3か月経過しても持続する産後の骨盤痛は仙腸関節幅の回復が影響している可能性が高い。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、妊娠中から産後の骨盤アライメントの変化を3次元骨盤モデルを使用して検証することができた。また、産後12週以上骨盤痛が持続した女性と骨盤痛が軽減した女性の骨盤アライメントの変化について違いがあることが示唆された。この研究は国内ではじめて妊娠中から産後にかけて、骨盤アライメントの変化を3次元に分析することができた。産後持続する骨盤痛について、エビデンスに基づく産前産後のリハビリテーション医療の発展を担うと考える。さらに産後女性の育児や社会復帰の支援に繋がるように、この結果を有効な予防策や治療の開発に発展させていく。
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