研究課題/領域番号 |
16K20813
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2019) 横浜市立大学 (2018) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
高野 歩 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (00771883)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | e-health / 物質使用障害 / ランダム化比較試験 / セルフモニタリング / m-health / 薬物乱用・依存 / ハームリダクション / 代替医療 / 遠隔医療 / 医療・福祉 / 看護学 / 情報工学 |
研究成果の概要 |
薬物依存症に対する科学的根拠に基づいた治療の普及には課題が残されている。そこで本研究では、インターネットを介した再発予防プログラムを開発し、その効果を詳細に検証した。ランダム化比較試験を行い、断薬に対する中等度の効果が確認された。また、治療期間が短い集団において、より有効性が高い可能性が示唆された。さらに、治療につながっていない薬物使用者にも介入を広げ、人手を介さずリクルートを可能とすることを目的としたスマートフォンアプリを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国で初めて薬物依存症に対するインターネットを活用した治療的プログラムを開発し、その効果をランダム化比較試験によって検証した。世界各国でインターネットを活用した治療的介入が実施されており、本研究はその有効性や活用・普及に関する研究成果に貢献した。わが国では薬物依存症に対するスティグマが根強く、治療に当たる医療従事者も限られているため、インターネットを活用した治療的介入が広まることで、これまで課題となっていた地域における薬物依存症者への支援の拡充が期待できる。また、薬物依存者が薬物使用障害を再発せずに地域での生活を継続できるようにするための支援が可能となる。
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