研究課題/領域番号 |
16K20825
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 (2018-2019) 横浜市立大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
杉本 健太郎 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (80724939)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | サービス付き高齢者向け住宅 / 看取り / 質 / 評価 / 質評価 / 質評価指標 / 日本 |
研究成果の概要 |
まず、国内外の高齢者施設・住宅における看取りの質評価の視点をレビューし、その知見を踏まえ、医療職のいないサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)介護職員が捉える看取りの質確保(入居者・家族の満足)に寄与する要因に関するインタビューを行った。分析の結果、設備・体制面では、【看取りに対するコンセプトが職員間で共有されている】、【看取りに関する職員の教育・指導体制がある】、ケア・関わり面では、【入居者が自宅のように最期まで暮らせるように配慮する】や、【地域の関係事業所(訪問看護師等)と円滑に連携する】などが抽出された。これらは、サ高住の看取りの質を評価する指標を構成する要素になり得ると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、高齢者が住み慣れた地域で最期まで過ごすための住まいとして、サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)が創設された。しかし、既存の高齢者施設(特養など)と異なり、サ高住内で看取りを行うに際してその質を評価する指標はなく、看取りの質には住宅間で差があると考えられた。 本研究が見出した看取りの質確保に寄与する取り組みは、サ高住における看取りの質を評価する指標の構成要素になり得るとともに、住宅内で看取りを実施するサ高住の看取りに関わる体制づくりや、ケア・関わりを充実させる際の一助になると考えられる。
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