研究課題/領域番号 |
16K20839
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
成澤 明 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 講師 (80710061)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 孤独感 / 高齢者 / 通所介護 / コラージュ / 自律神経機能 / 通所介護サービス / 看護学 / 生理学 / 芸術療法 |
研究成果の概要 |
本研究は、通所介護サービスを利用している高齢者の孤独感に対するコラージュの有効性を明らかにすることを目的とした。コラージュ制作前後で質問紙を用いた聞き取り調査(孤独感)、フェイス・スケール、生理学的指標を測定した。 調査対象者は、A県4施設の通所介護サービス利用者19名(男性:3名、女性16名)であった。コラージュ制作前後の比較において、孤独感尺度得点では有意差は認められず、フェイス・スケール(p=0.001)で有意差が認められた。また、生理学的指標の血圧・脈拍・自律神経機能では有意差は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
孤独感は高血圧、死亡率、うつ傾向といった健康に影響を与える要因であることが報告されている。孤独感などの心理的ストレッサーが不快なものとして評価されると情動が起こり、自律神経系へ伝達される。それに対処するために生理学的反応を引き起こすことから、生理学的反応が多くの疾患あるいは回復阻害の関連要因として重要視されている。そのため、生理学的反応が安定するような支援が重要である。 地域在住高齢者に対するコラージュの有効性を検討することで、様々なストレッサーによる生理学的反応が安定し、孤独感が影響すると考えられる健康問題の予防につながると考える。
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