研究課題/領域番号 |
16K20856
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
多田 美由貴 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (50732004)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | ヘルスリテラシー / 育児リテラシー / 乳幼児 / 母親 / 育児支援 / 育児 / 子育て支援 |
研究成果の概要 |
本研究は、乳幼児をもつ母親の育児リテラシー測定尺度:Childcare Literacy Scale for Mothers with Infants and Children(CLMIC)の開発およびその信頼性・妥当性を検証することを目的とする。CLMICは【地域の子育て情報の探索】【自分らしい子育てへの意思決定】【情報の信頼性の吟味】【納得に向けた疑問の追究】の4因子24項目で構成された。α=0.934で信頼性が確認できた。探索的因子分析により構成概念妥当性を確認できた。CLMICは、日本人の母親に適した育児ならではの視点を大切にした有用性の高い尺度であることが示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CLMICは、ハイリスクではないが「どうすればよいかわからない」、「ちょっとしんどい」と感じている母親のスクリーニングが可能となる。事前に専門職が育児リテラシーを把握しておくことで、母親に合わせた支援内容を考えることができる。育児リテラシーが低い場合は高める支援も必要であり、高い場合はそれを強みと捉えて支援していくことも必要である。 CLMICを活用した保健指導は、母親の育児リテラシーの向上につながり、子どもの健やかな成長発達と子どもと母親の愛着形成促進につながると考える。そして、産後うつや子ども虐待のリスクを減らし、次世代の健康づくりにつながることが期待できる。
|