研究課題/領域番号 |
16K20877
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
身体教育学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
吉田 一生 北海道大学, 保健科学研究院, 助教 (90638280)
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研究協力者 |
境 信哉
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 瞑想 / 注意訓練 / 脳波 / fMRI / リハビリテーション / 注意機能 / 機能的磁気共鳴画像 / 外傷性脳損傷 / 認知機能 |
研究成果の概要 |
瞑想熟達者は未経験者に比較して高い認知パフォーマンスを有すことが知られているが、瞑想訓練によって認知機能のパフォーマンスが向上するか、その背景にはどのような脳活動の変化が関与するかは明らかとなっていない。そこで、8週間の集中瞑想訓練を行い、その前後で安静時、瞑想時、注意課題時の脳波、安静時、注意課題時のfMRIを撮像した。結果、瞑想直後の注意課題において、訓練群では反応時間の短縮が得られ、注意機能を反映するP3bの電位が上昇した。また注意課題直前の瞑想時のθ波の位相同期値が注意課題実施時のP3bと相関を示すことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は8週間の集中瞑想が注意機能を向上させ、その背景にはF4-Pz、F4-Ozにおけるθ波の位相同期値が関与することを示した研究である。これまで瞑想熟達者と未経験者の比較から、瞑想の効果を示唆してきた横断的研究が多い中、その研究を縦断的にしめし、かつその背景にある脳活動を示した点で学術的意義をゆうする。またリハビリテーションへの応用を考慮した場合、本研究のような縦断的データが重要であり、集中瞑想訓練のリハビリテーションへの応用可能性を示すという点で社会的意義を有す。
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