研究課題/領域番号 |
16K20890
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
小林 只 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (10736391)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | シミュレーター / 介護動作 / 脳卒中後遺症 / 関節拘縮 / 寝たきり / 教育 / 高齢者 / 骨折 / 介護事故 / シミュレータ / 介護士 / 脳卒中 / 介護 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、脳卒中後遺症による寝たきり高齢者を想定した「下肢拘縮シミュレーター」の開発、およびその教育効果の検証である。2016年度は、既成品の介護シミュレーターに外固定を施し簡易的に作成した関節拘縮状態の仮想モデルを作成した。その後、国内企業と共同で、過負荷により骨折を学習者に知らせるセンサーを備えた「右股関節拘縮シミュレーター」を開発した。2017年度末より、医学生を対象にした教育効果の質的な検証研究を行った。結果、介護技術習得に加えて、介護事故における当事者の気持ちや現場対応への真摯な態度の涵養にも役立つ可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在日本では、「寝たきり高齢者」の介護負担による医療職や患者家族の「介護退職」が増えている。介護者一人ひとりの負担を軽減するためには、医療者のみならず一般人も脳卒中後遺症患者に対する適切な介護技術を習得する必要がある。本研究で開発した、脳卒中後遺症による寝たきり高齢者を想定した「右股関節拘縮シミュレーター」を活用した介護技術習得は、医師・看護師・介護士の卒前教育、患者家族の介護技術学習、介護される患者の苦痛軽減、介護事故の減少に役立つ可能性がある。
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