研究課題/領域番号 |
16K20897
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
有機化学
機能物性化学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
村岡 宏樹 岩手大学, 理工学部, 助教 (50546934)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 発光性分子 / 励起状態分子内プロトン移動 / 1,3,5-トリアジン / 波長変換特性 / 蛍光プローブ / チオフェン / プロトンセンシング / 星型発光性分子 / 有機発光材料 / 光物性 |
研究成果の概要 |
本研究では、発光材料としての応用可能性を秘めた励起状態分子内プロトン移動(ESIPT)型発光性分子の創製を目的とした。研究期間内に、独自に設計した標的分子の合成と発光特性評価を実施し、以下の研究成果を得た:(i) 3-ヒドロキシチオフェン(プロトンドナー)と1,3,5-トリアジン(プロトンアクセプター)間の分子内水素結合が誘起する新たなESIPT発光の発現、(ii) 電子的性質の異なるアリール基での機能化による発光特性制御、(iii) 外部環境変化に対する発光応答性の発現。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ESIPT(励起状態分子内プロトン移動)特性を有する発光性分子は、「発光材料」「紫外可視光変換材料」「蛍光プローブ」など、様々な分野への応用が期待され、注目されている。本研究では、3-ヒドロキシチオフェンと1,3,5-トリアジンから構成されるESIPT発光分子を標的とて合成経路を確立し、新規合成分子の発光特性と環境応答性に関する詳細を明らかとした。本研究成果として得られた知見は、新たなESIPT発光分子開発のための重要な設計指針となり、その学術的価値は高いと考えられる。
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