研究課題/領域番号 |
16K20908
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
システムゲノム科学
ゲノム生物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
太田 博允 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (40772421)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 精子形成 / マイクロRNA / ノンコーディングRNA / 生殖細胞 / 非コードRNA / 長鎖ノンコーディングRNA / バイオインフォマティクス / 長鎖ncRNA / ノンコーディングRNA / 次世代シークエンス / 発生・分化 |
研究成果の概要 |
本研究では生殖細胞で機能する低分子ncRNAとして新たにmiR-871とmiR-880を同定し、精子形成過程においてFzd4の発現を介してWnt/βカテニン経路を制御していることを明らかにした。また長鎖ncRNAでは始原生殖細胞の分化に関与する可能性のある2つの長鎖ncRNAを同定した。本研究成果はタンパク質をコードしないノンコーディングRNAが生殖細胞の分化・成熟においても重要な働きをしていることを示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで生殖細胞で発現するノンコーディングRNAは多く同定されてきたが、その機能まで明らかになっているものは少数であった。本研究では生殖細胞で発現するノンコーディングRNAを同定しその機能を明らかにした。生殖細胞の分化・成熟過程での異常は不妊症の原因となるほか、 次世代の個体の発生・発達障害の原因となるため生殖細胞の成熟過程の分子機構の解明は基礎生物学的な観点だけでなく少子化の原因の一つである不妊症への予防や治療への応用も期待できる。
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