研究課題
若手研究(B)
本研究では、がんの放射線耐性化に関与する分子の同定とそのメカニズムの解明を目的とした。継続的放射線照射によって耐性能を獲得 (Clinically Relevant Radioresistant ,CRR)したがん細胞株とその親株を資材として、プロテオームとメタボロームを比較した。CRR 細胞では、シャペロンや酸化ストレスに関与するタンパク質が増加していることが明らかになった。また、CRR 細胞では、脂肪酸や複数のアミノ酸の細胞内濃度が、より増加していることをメタボローム解析よって明らかにした。これらの分子は、放射線耐性化マーカーおよび新規治療ターゲットとして期待できる。
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