研究課題/領域番号 |
16K20922
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
地球宇宙化学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
福山 繭子 秋田大学, 理工学研究科, 講師 (40630687)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 流体包有物 / LA-ICP-MS / 元素分析 / ヒスイ輝石 / 沈み込み帯 / レーザーアブレーション / 誘導結合プラズマ質量分析 / 多元素同時分析 / 微小領域分析 / 岩石ー流体反応 / 誘導結合プラズマ質量分析装置 / 岩石・鉱物・鉱床学 / 地球化学 |
研究成果の概要 |
地球内部における流体の元素運搬能力を明らかにするため、LA-ICP-MSを用いて鉱物中の個々の流体包有物のin-situ分析を確立した。その分析法を沈み込み帯において岩石-流体反応で形成したヒスイ輝石石英岩に適用することで、岩石を形成した流体の元素運搬能力を検討した。その結果、流体はLILE (Large Ion Lithophile Element) , リチウム,ホウ素,ニオブに加え,クロムや銅等の遷移金属を含有することが明らかとなり、HFSE(High Field Strength Element)は複数のプロセスによって岩石中に蓄えられている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で確立したLA-ICP-MSによる個々の流体包有物の元素分析は、流体―岩石反応に関する研究や鉱物資源成因研究、地熱帯の熱水組成の研究だけでなく、過去の海水組成の推定といった過去の地質環境を復元する研究や生命の発生を知る手がかりを得るのに有効であるため、今後、幅広い研究分野での適用が期待される。
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