研究課題/領域番号 |
16K20945
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
発生生物学
昆虫科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
島田 裕子 筑波大学, 生命領域学際研究センター, 助教 (30722699)
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連携研究者 |
丹羽 隆介 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (60507945)
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研究協力者 |
竹股 ひとみ 筑波大学, 生命環境科学研究科
片山 南美 筑波大学, 生命環境科学研究科
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | Asobara japonica / 内部寄生蜂 / ショウジョウバエ / Drosophila melanogaster / 細胞死 / 成虫原基 / 免疫応答 / 感染 / キイロショウジョウバエ / ステロイドホルモン / 蛹化 / エクジステロイド / 自然免疫応答 / 発育調節 |
研究成果の概要 |
内部寄生蜂 Asobara japonica が、宿主キイロショウジョウバエ Drosophila melanogaster の幼虫に感染した際に、将来の成虫組織(成虫原基)が退縮する一方、幼虫の発育に必要な脳神経系、脂肪体、ステロイドホルモン生合成器官は正常に保たれるというアンバランスな発生現象を見出したことから、宿主の発生プログラムが、寄生蜂によって都合よく操作され、組織や器官の成長や個体全体の発育を協調させる恒常性システムが破たんする可能性が支持された。宿主で細胞死抑制遺伝子p35を過剰発現させたところ感染成功率が低下したことから、成虫原基の退縮が寄生に必要であることが示唆された。
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