研究課題/領域番号 |
16K20955
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体関連化学
化学系薬学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
松下 隆彦 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (10435745)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | インフルエンザウイルス / プロドラッグ / ターゲッティング |
研究成果の概要 |
ノイラミニダーゼのはたらきでアミノ基含有化合物を遊離する仕組みを構築し、これを発色基質や脂質溶解性ペプチドに適用したプロドラッグ型基質を合成した。ノイラミニダーゼが本基質のシアル酸残基を切断するとアミノ基含有化合物が遊離されるばかりでなく、その過程で発生する中間体がノイラミニダーゼの活性を低下させるはたらきを持つことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在主流の抗インフルエンザ薬はノイラミニダーゼ阻害薬であるが、新型インフルエンザウイルスや薬剤耐性株の対策には異なる作用機序をもつ薬剤の開発が重要である。本研究で構築したプロドラッグ型ペプチドは、ノイラミニダーゼ応答的に脂質溶解性ペプチドを遊離してインフルエンザウイルスを溶解するはたらきと、副次的な酵素活性の低減が期待できる。ノイラミニダーゼ応答性は他の化合物にも付与できるため、新たな創薬の展開につながることが期待される。
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