研究課題/領域番号 |
16K20967
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
基礎看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
杉本 隆 東京大学, 大学院公共政策学連携研究部・教育部, 特任研究員 (10744196)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 費用対効果 |
研究実績の概要 |
妊娠期から産後のケアに関するランダム化比較試験のデータを基に医療経済分析を行うことを目的として、平成28年度から29年度の2年間で研究費の助成を得た。平成28年度は既に進行しているランダム化比較試験を土台として、追加的に産後のデータを得るために自記式質問紙を用いた調査研究を実施した。対象者は、首都圏の某病院および関連する施設において周産期に運動プログラムや栄養指導プログラムをうけていた母親であった。年度の前半は主に、調査にかかる関係部署との調整、調査票の設計、当該部局の倫理審査委員会による研究承認に費やした。調査票の設計にあたっては包括的な文献データベースを活用した文献レビューをもとに産後の生活の質に関連する要因として考えられる項目等を整理した。年度の後半は主に調査(郵送、データ取りまとめ等)を進めた。郵送数は61部であり、3月時点で回収された調査票は約30名分である。調査研究の途中ではあったがデータ入力も進めた。結果として、産前産後におけるランダム化比較試験(4群を設定した)の対象者について産後データを追加することができた。これらの産後データは産前データとIDにより紐づけ、より長期のアウトカム評価を実施できるようになった。産後の運動習慣については仕事、育児や家事に追われ運動のための時間を確保することが困難であるとの回答が多かったが、産後の母親を対象としたプログラムを利用される方もいらっしゃった。もともとの運動に対する意識(苦手である等)も関連する可能性がある。平成28年度内では分析段階には入っていないが、今後データを整理しながら分析を実施することが可能である。
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