研究課題/領域番号 |
16K20970
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
高齢看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野口 麻衣子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60734530)
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研究協力者 |
谷口 由紀子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 在宅ケア / 訪問看護 / 離職予防 / 事例検討 / 在宅看護 / コミュニケーション / ケアの質 / 人的資源 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究は、訪問看護事業所の職場内コミュニケーションと看護師の就業継続意向との関連を検証すること、及び、職場内コミュニケーションを促進するプログラムを開発・試行・効果評価をすることを目的とした。 分析の結果、就業継続意向あり群の方が、カンファレンス(p = 0.019)、管理者との会話(p = 0.020)、スタッフとの会話(p = 0.004)に費やす時間が有意に長いことが明らかとなった。そこで、「ケアを語る事例検討会」を開発し実施したところ、訪問看護師及び訪問看護ステーション管理者両者から高い評価を受けた。今後はプログラムのファシリテーション方法の確立が課題であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
訪問看護は在宅療養者を支える上で欠かせない存在であるが、訪問看護師の離職によって在宅療養者・家族への支援が十分に提供出来ないリスクを抱えている。本研究では、職場内コミュニケーションが訪問看護師の就業継続意向との関連を明らかにし、コミュニケーション促進のプログラムとして「ケアを語る事例研究会」を開発した。 本方策によって、訪問看護師の離職者数減少が期待され、訪問看護サービスの質の低下を防ぎ、サービスの量も安定供給可能となろう。それによって、地域包括ケア推進の鍵となる訪問系サービス事業所で働く職員確保の助けとなり,来るべき超高齢社会における医療・介護体制整備の礎となることが期待される。
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