研究課題/領域番号 |
16K20999
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 神奈川大学 (2017-2018) 東京大学 (2016) |
研究代表者 |
山崎 勝也 神奈川大学, 工学部, 助教 (40773578)
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研究協力者 |
武多 昭道
池田 大輔
小村 健太朗
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ミューオグラフィー / 断層 / ミューオン / 宇宙線 / 地下観測 / 非破壊検査 / ボアホール / 固体地球物理学 / 地震 / 自然災害 / 自然現象観測・予測 / 防災 |
研究成果の概要 |
近年、宇宙線ミューオンを用いた火山などの巨大構造物の透視が可能となり、関連する技術の更なる高度化・多様化に向けて現在も活発に議論・研究がなされている。しかし、これまでの検出器はその大きさのため地上にしか設置できず、上空から飛来するミューオンを用いた手法では、地下構造を透視することはできなかった。 そこで本研究では、宇宙線ミューオンを用いて地下構造を透視するための観測技術を開発・実用化することを目的として、研究・開発を進めた。本研究のために開発した地下・水中設置型検出器を用いて岐阜県飛騨市にある跡津川断層帯の一部にて観測を実施し、その有用性と性能を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は断層を始めとする地下の密度構造を宇宙線ミューオンを用いて測定する手法を確立することを目的としている。この手法は既存の地下構造を探査する手法に比べてはるかに大きな構造を探査可能であり、空間分解能が高くかつ時間分解能を有するデータを継続的に取得することができる。これにより地下構造の経年変化調査や未知の断層探査に非常に有用であり、地震による災害予測や地震そのものの研究に必要なデータを取得することができる。 また、日本の地域的特性に鑑みれば、地震による災害予測精度を高める可能性をもつ本研究成果の社会的意義は非常に大きい。
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