研究課題/領域番号 |
16K21003
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
文化人類学・民俗学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
齋藤 暖生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (10450214)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 採取資源 / 民俗知 / 技術 / 技能 / 映像 / 地域おこし / 倫理的な消費 / 規範 / 社会知 / 生業複合 / 資源の持続的利用 / 地域活性化 / 教育 / 採取活動 / 映像記録 / 森林文化 / 地方名データベース / オープンデータ / 伝統的知識 / 自然資源 / 文化資源 / 地域社会 |
研究成果の概要 |
山梨県山中湖村、岩手県西和賀町、福井県大野市、宮崎県山間部を調査地として、自然資源の採取および加工について、映像を中心に記録した。新規に取得した記録と既存の文献による記録を比較する中で、記録方法とそのアーカイブ方法の妥当性を検討した。映像記録は、撮影中にインフォーマントへの適切な問いかけを交えることにより、より効果的にインフォーマントの行動規範やノウハウを伝える素材となる。行動規範やノウハウを効果的に示す記録は、持続可能な資源利用に基づく地域発展に寄与する可能性がある。自然体験に乏しい子供を対象にした地域文化の継承にも応用しうるが、その詳細な検討は今後の課題となる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、地域文化・社会に貢献する学術記録のあり方として、既存の文書形式と比較し、映像記録の強みと弱みを明らかにした。また、本研究を遂行する過程で、これまで自然資源採取について民俗記録が乏しかった地域において、貴重な一次記録を得た。 本研究において採録および収集された資料は、地域の住民や行政機関と連携して、活用の実践が試みられており、この実践を通じて、より効果的な採録方法がブラッシュアップされつつある。
|