研究課題/領域番号 |
16K21016
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
市倉 加奈子 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 非常勤講師 (00769044)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | がん / 心理療法 / 精神療法 / カウンセリング / 嗜好性 / ニーズ / 緩和ケア / 終末期 / 緩和 / 終末期がん / 緩和医療 / 臨床心理 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は終末期がん患者の心理療法に対するニーズを明らかにすることである。予備調査の結果から終末期がん患者に対して心理職が実施している支援の内容としては,身体・病気・治療に対する困難感の整理が主な話題となることが分かった。また支援の方法としては特定の技法が用いられるというより、支持的に話を聞く、気晴らし方法を一緒に考えるなどの柔軟な対応が中心であった。本調査では、がん患者に対する質問紙調査を実施したところ、心理療法を希望する患者が半数近くであるにもかかわらず、心理療法がどのようなものか分からない,医師に相談できているなどの障壁があることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
終末期がん患者のニーズに関する研究は数多く実施され、心理的ケアを受けたいという希望をもった患者が多いことが明らかにされている。しかし、実際に心理専門職にどのような心理的ケアを受けたいと思っているのか、詳細にニーズを検討した研究はない。本研究では特に昨年度より初めて国家資格化された心理専門職の職務内容に焦点を当てた点が新規的であり、将来的にはがん患者に対する心理療法の適用拡大につながる。
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