研究課題/領域番号 |
16K21021
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
教育社会学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
伊藤 秀樹 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (80712075)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 生徒指導 / ほめる / 認める / スクールワイドPBS / ゼロトレランス / 包摂 / 長所基盤アプローチ / ほめる・認める生徒指導 / 小学校 / 機会の平等 / 生活指導 / ストレングス / ピグマリオン効果 / ほめて伸ばす / 教育社会学 / 犯罪社会学 |
研究成果の概要 |
本研究では、児童生徒の長所・資源に着目した生徒指導を対象とした文献調査とインタビュー調査をもとに、児童生徒の社会的背景を観点に含みこむ上記の生徒指導のモデルの構築を目指した。文献調査と小学校教員へのインタビュー調査の結果からは、小学校教員が実施している「ほめる・認める生徒指導」が、児童が置かれた社会的背景に着目し、困難に直面しやすい児童たちを学校・社会への適応や学級・学校への包摂へと導こうとする実践であることがわかった。児童生徒が有する長所・資源に着目した生徒指導モデルを構想するうえでは、ほめる・認める生徒指導をベースとし、その課題を埋め合わせていく形で検討していくのが妥当だと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、児童生徒の社会的背景を念頭に置きながら行う生徒指導について、初めてモデルを構築し、その可能性と留意点を提示したことにある。また、社会的意義は、児童生徒の社会的背景という観点を含まない従来の生徒指導のアプローチでは問題の解決が難しい生徒指導のケースに対して、教師たちに新たな実践の道筋を提供したことにある。
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