研究課題
若手研究(B)
IFNλ4の機能的役割や臨床学的意義について検討した。(1) 肝動注化学療法奏効例12例の肝組織IFNλ4の発現は非奏効例8例のIFNλ4発現より有意に高発現を示した。(2) IFNλ4は他のIFNとは異なり非常に強い抗腫瘍活性を示すことを明らかにした。また、IFNλ4により特異的に誘導される遺伝子群を同定した。(3) これまでの解析からIFNλ4特異的なレセプターの存在が示唆された。その新規候補レセプターとしてレセプターA及びBが新規レセプターであることを同定した。(4) NOD-SCIDマウスを用いたxenograftモデルにてIFNλ4が抗腫瘍効果を示すことをin vivoで確認した。
IFNλ4の詳細な機能的役割の解明は、C型慢性肝炎の治療抵抗性の機序、持続感染、発癌機序の解明に繋がる。更に、本研究成果は、C型肝炎のみならず、種々の感染症、感染免疫、病態形成、発癌、抗癌作用等の研究に重要な情報を提供できるため学術的にも大いに意義がある。
すべて 2018 2017 2016
すべて 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 10件、 査読あり 13件、 オープンアクセス 12件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 6件)
Sci Rep.
巻: 8 号: 1 ページ: 13143-13143
10.1038/s41598-018-31421-6
Antimicrob Agents Chemother
巻: 印刷中 号: 7
10.1128/aac.02601-17
International Journal of Molecular Sciences.
巻: 19(2) 号: 2 ページ: 108-108
10.3390/ijms19020108
Oncotarget
巻: 印刷中 号: 11 ページ: 18191-18205
10.18632/oncotarget.15304
J Biol Chem.
巻: 292 号: 26 ページ: 10791-10800
10.1074/jbc.m116.747006
巻: 8 号: 25 ページ: 39978-39993
10.18632/oncotarget.18116
Anticancer Res
巻: 37 ページ: 3397-3403
J Hepatol
巻: 67 号: 5 ページ: 1108-1111
10.1016/j.jhep.2017.07.014
Sci Rep
巻: 7 号: 1 ページ: 16978-16978
10.1038/s41598-017-17285-2
Gut
巻: - 号: 2 ページ: 362-371
10.1136/gutjnl-2016-312653
巻: 6 号: 1 ページ: 30939-30939
10.1038/srep30939
Am J Pathol.
巻: 186(8) 号: 8 ページ: 2055-2067
10.1016/j.ajpath.2016.04.011
120005899105
J Infect Dis
巻: 213 号: 7 ページ: 1096-1106
10.1093/infdis/jiv572