研究課題/領域番号 |
16K21071
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
芸術一般
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
友田 義行 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (40516803)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本文学 / 日本近現代文学 / 比較文学 / 戦後文学 / 映画 / 表象文化 / アヴァンギャルド / 前衛芸術 / 日本近代文学 / 映像 / フィルム・アーカイブ / 前衛 / 芸術 / 文学 / 脚本 / 安部公房 / 勅使河原宏 / 国文学 / 文学一般 / 文学論 / 芸術諸学 |
研究成果の概要 |
一般財団法人草月会の協力を得て、第二次世界大戦後の日本におけるアヴァンギャルド芸術運動について資料調査を進めた。映画監督・勅使河原宏が制作に関わった未公開フィルム『草間彌生』『熊谷守一』と実験映画『フィルム・モザイク』をデジタル化し、視聴可能な状態にした。また、草月会所蔵の資料『われらの時代(仮題)』から、ドキュメンタリー作家・土本典昭と勅使河原宏による協働の実態を明らかにすることができた。刀根康尚ら音楽家によるオーラル・ヒストリーの記録にも寄与した。ほかにも文学と映画をはじめとした芸術運動における協働と影響の関係を詳らかにし、言語・映像テクストを横断的に分析する研究論文を成果として発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後日本の前衛芸術運動における協働と影響関係の実態がより明らかになった。また、これまで視聴困難だった映像作品をデジタル化したほか、芸術運動に関わった芸術家たちのオーラル・ヒストリーを活字化する企画にも携わった。こうした成果により、複数の研究領域に貢献できる作品や歴史資料を提供することが可能となった。いくつかの言語・映像テクストについては自ら分析を行い、様々な観点から考察を加えた。以上の学術的意義に加え、勅使河原宏らが制作に関わった前衛芸術作品を、文化的資源として広く発信できるようになった点に、社会的意義が見出される。
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