研究課題/領域番号 |
16K21085
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
昆虫科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
栂 浩平 日本大学, 文理学部, 助手 (10726798)
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研究協力者 |
水口 智江可
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 幼若ホルモン / シロアリ / 形態形成 / カースト分化 / 兵隊分化 |
研究成果の概要 |
シロアリの兵隊は,防衛に特殊化した形態をしている.兵隊への発生は,遺伝的に決定されるものではなく,環境要因によって後胚発生の過程で決定され,昆虫のホルモンの一つ幼若ホルモンによって制御される.本研究では,ショウジョウバエでは翅原基で発現するMsh遺伝子が,タカサゴシロアリではホルモンの下流で兵隊特異的な形態変化に関わる遺伝子であることがわかった.この他にも他の昆虫では翅の形成に関わる遺伝子が兵隊への発生過程で発現上昇していることも突き止めた.以上のように,シロアリのカースト分化決定には,翅で働く転写因子が深く関わることを示唆する結果を初めて得た.
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