研究課題/領域番号 |
16K21090
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機械力学・制御
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
奥田 裕之 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (90456690)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 人間機械協調 / 制御工学 / システム同定 / 運転行動 / ハイブリッド動的システム / 運転行動モデル / 行動解析 / ハイブリッドシステム / 運転行動解析 / 判断モデル / 意図推定 / ロジスティック回帰 / 行動モデル / 人間工学 / 行動支援 / 知能機械 |
研究成果の概要 |
人々に受け入れられやすい自動走行、運転支援の実現を目指し、多様な運転状況・ドライバの運転特性を検討可能な運転行動モデルデータベースの構築に向けた基礎技術を確立した。①従来あまり注目されていなかった市街地での運転行動モデルの構築にむけた運転行動データ観測車両を整備した。②多様な運転タスクに対してシステマチックな運転行動モデル構築を可能とするため、時変パラメータを持つ認知・判断・操作統合型モデルのパラメータ推定手法を提案するとともに、情報量基準をもとにモデルの入力変数を自動的に取捨選択する行動モデル構築手法を確立した。また、③運転行動モデルを用いた他車に配慮する運転支援設計指針を研究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自動運転や運転支援を、信頼できるものとし、多くの人に受け入れられるためには、人間の運転行動の特性をよく知り、人の判断や操作の特性からかけ離れたものとしないことが重要であり、そのためには人の多様性、運転状況の多様性を反映した運転行動のデータベースが必要となる。しかしながら、車両の位置や他車との距離などの単純なデータのみを積み重ねても、人が何を見て、判断し、どのように操作しているかを知ることは難しい。本研究ではこれらの運転データから人の行動モデルとしてのデータベースへと変換する技術を通して、人の行動の多様性を知り、車両制御へと反映するための一つの方向性を提案した。
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