研究課題/領域番号 |
16K21097
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
計算機システム
情報セキュリティ
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松原 豊 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (30547500)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 組込みシステム / 安全性 / セキュリティ / 組込み/IoT機器のセキュリティ / IoT / 脅威分析 |
研究成果の概要 |
本研究では,高信頼組込みシステムの安全性とセキュリティを両立するために,脅威分析手法の確立と,それを支援するコンピュータシステムの構築,セキュリティ対策手法の試作を目的とした。セキュリティ脅威の分析を支援するシステムとして,過去に見つかっている脅威リストから導出される キーワードをデータベース化し,分析対象のシステムの設計情報に対して,半自動的にキーワードを適用することで,人手による脅威分析を支援する手法を開発した。システムの設計段階で対策を組み込むために,既存の対策技術もデータベース化し,ファジング手法については試作も踏まえて,設計を支援する仕組みを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の対象とした,自動車,鉄道や宇宙機など高信頼性を要求されるIoT/組込みシステムは,本国における主要産業の一部であり,その安全性とセキュリティを両立するための基礎技術は,それらの産業分野の根本を支える意味で,社会的な意義は非常に高いものと考える。加えて,特にセキュリティの脅威分析や対策技術の検討は,人的なリソースが不足する状況において効率化するためには,自動化することが欠かせない。本研究では,学術的にも競争の激しい,この分野に挑戦し,一定の成果を上げることができた。
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