研究課題/領域番号 |
16K21100
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術一般
英米・英語圏文学
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
社河内 友里 豊橋技術科学大学, 総合教育院, 准教授 (30616347)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ビート・ジェネレーション / アメリカン・コミックス / ビート文学 / 対抗文化 / 主流文化 / 消費文化 / 反順応主義 / ビートニク / カウンター・カルチャー / ヒップスター / 消費主義 / 中間的文化 / 芸術諸学 / 表象文化論 / 英米文学 |
研究成果の概要 |
本研究は、1950~1960年代のアメリカにおけるビート・ジェネレーションの文化の、その後の時代における受容形態を、1950~2010年代までのアメリカンコミックスにおける表象から明らかにする研究の一部である。本研究では特に1990~2010年代の受容形態を明らかにすることを目的とした。研究の結果、1990年代以降のコミックスにおけるビート文化リバイバルには1990年代以降の新しいヒップスター文化が深く関係していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1950~60年代のビートの文学や文化を起因とする対抗文化は、アメリカのみならず全世界の文化に今なお大きな影響を与え続けている。ビート文化がその後の時代の人々にどのように受容され、その形態がどのように変遷してきたのかをアメリカン・コミックスにおける表象から明らかにすることの意義は、ビート文化やコミックスの問題にとどまるものではない。ビート文化にはじまった現代の対抗文化が、アメリカの消費主義社会の中で、主流文化にどのように搾取されてきたのか、また、搾取されながらもどのように生き残ってきたのか、という、アメリカ文化の大きな流れについての議論に寄与する点において、本研究は重要である。
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