研究課題/領域番号 |
16K21110
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
理論経済学
経済政策
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研究機関 | 神戸大学 (2018-2019) 京都大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
金原 大植 神戸大学, 経済学研究科, 特別研究員(PD) (60739960)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 経済成長理論 / R&D / 内生的技術進歩 / R&Dサイクル / 人口成長 / 研究開発の質 / 内生的成長理論 / 研究開発投資 / 特許 / 特許の質 / マクロ経済学 / 経済政策 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトではMatsuyama (1999)をベースに様々な成長要素を同時に扱えるR&Dサイクルモデルの構築を試みるとともに,研究開発に関するアイデアの質の異質性とその影響に関して分析を試みた. その結果,前者では外生的人口成長がR&Dサイクルを通じて経済に中期的な循環を引き起こすモデルの構築,規模効果に関する一見矛盾した実証結果の統一的説明,垂直的R&Dと水平面R&Dの双方を考慮したモデルにおける水平面R&Dの効果に関してこれまでに無い結果が得られた.また後者ではRomer (1990)型のバラエティ増加型R&D成長モデルにアイデアの異質性を導入可能なモデルを構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本プロジェクトで実施した,様々な成長要素を同時に扱え,かつSchumpeter (1942)が指摘したR&Dを伴った循環的変動を説明可能な内生的成長モデルは,経済成長を促進するにおいて,長期的な成長と,中期的な成長の間に様々なトレードオフ関係が存在するケースが生じうることを示唆しており,これらの可能性を考慮することは実際に経済成長戦略を立案するに当たっても重要であると考えられる.
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