研究課題/領域番号 |
16K21145
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
言語学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大和 祐子 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (80707448)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 漢字(語彙)認知処理 / 非漢字圏日本語学習者 / 反応時間パラダイム / 漢字学習ストラテジー / 日本語教育 / 漢字(語彙) / 認知処理 / 書字認知 / 非漢字圏学習者 / 漢字の書字的認知処理 / 漢字習得 / 日本語教育学 / 漢字学習支援 / 漢字認知メカニズム / 学習ストラテジー / 言語心理学 |
研究成果の概要 |
本研究では,非漢字圏日本語学習者が漢字語彙学習に成功する要因を明らかにすることを目指した。本研究では,(1)反応時間パラダイムを用いた実験による非漢字圏日本語学習者の漢字書字認知メカニズム,(2)非漢字圏日本語学習者の選択する漢字学習ストラテジー,(3)非漢字圏日本語学習者の日本語の語彙知識・漢字の書き取り能力・漢字の読み取り能力との因果関係,および漢字書字認知に対する語彙知識と学習期間の影響について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの研究では,日本語初級レベルの非漢字圏日本語学習者に対する漢字の書字認知メカニズムについての考察はあるものの,ある程度日本語学習が進んだ非漢字圏日本語学習者の漢字の書字認知の特徴やその特徴が漢字圏日本語学習者のものがどのように異なるかということについては明らかにされてこなかった。これらの点について,本研究では明らかにすることができた。加えて,本研究では,漢字の書字学習に成功した非漢字圏日本語学習者には日本語の語彙知識が同時に備わっていること,選択する漢字学習ストラテジーがそうではない学習者とは異なっていることについても明らかにした。
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