研究課題/領域番号 |
16K21146
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 静岡理工科大学 (2017-2018) 大阪大学 (2016) |
研究代表者 |
紀ノ定 保礼 静岡理工科大学, 情報学部, 講師 (00733073)
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研究協力者 |
篠原 一光
小林 隆史
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | リスク補償行動 / 運転支援システム / 信頼 / リスク補償 / 交通事故 / 実験系心理学 / 交通 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、無信号交差点を通過しようとする際に、接近してくる車両が衝突被害軽減ブレーキを搭載しているか否かにより、交差点通過時の認知・行動が異なるかどうかを検証した。実験参加者は、ドライビング・シミュレータを用いて仮想的な交通環境内を運転した。接近車両が衝突被害軽減ブレーキを搭載していた条件では、実験参加者がブレーキを踏むタイミングが遅延することが判明した。また、運転支援システムに対する信頼の個人差が、そのような行動変化と関係することも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運転支援システムの利用により、主体的なリスク回避行動が抑制される場合があることはかねてより報告されていた(例:危険事象発生時における反応の遅れ)。本研究課題では新たに、運転支援システムを利用する車両が存在する交通環境内で行動する際に、当該システムを利用しない道路利用者の行動に影響が及ぶことを報告した。本知見は、リスク補償行動に関する知見の拡張及び、運転支援システムの適切な導入方法についての実践的示唆を与えている。
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