研究課題/領域番号 |
16K21147
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
社会学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
柳田 亮吾 大阪大学, マルチリンガル教育センター, 特任助教(常勤) (00756512)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イン/ポライトネス / 対人関係的談話実践 / 利害・関心 / 政治コミュニケーション / 国会討論 / やじ / メディア / 政治的コミュニケーション / 政治的談話 / 東京都議やじ問題 / 批判的談話分析 / オーディエンス |
研究成果の概要 |
本研究は、国会討論を起点とした政治コミュニケーション-議員間のやりとり、それをいかにメディアが報道しているか、その報道をみた市井の人々の判断・評価-の対人関係的側面を分析することで、コミュニケーションの負の側面を批判的に分析した。 コミュニケーションは人々が礼儀正しく振舞う協調的な場では必ずしもなく、時として人々が己の利害・関心(他者のイメージを貶める/自己のイメージを高める、力を持つ他者と関係を築き利用する、他者を疎外するなど)を追求する闘争の場となることを実証的に示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
談話実践の対人関係的側面を扱う社会言語学・語用論の一部であるポライトネス研究は、コミュニケーションにおいて人は他者に対して協調的で、礼儀正しく振る舞い、他者の面子を保つという暗黙の前提の上に成り立ってきた。本研究はこれまで等閑視されてきたコミュニケーションの負の側面に焦点をあてることでポライトネス研究の問題点を超克すると同時に、右傾化する社会やポスト真実といった現代社会におけるコミュニケーションのアクチュアルな問題を考える足掛かりとなる。
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