研究課題
若手研究(B)
腸粘膜バリアの慢性的な低下(leaky gut syndrome: LGS)は全身疾患の発症に深く関与することが示唆されている。しかし、ヒトに使用可能で適切にLGSを評価する方法は確立していない。本研究では、軽度、中等度、重度のLGSを呈するマウスモデルを確立し、これらを用いてLGSの新規診断指標(試薬K)を確立した。また、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)とクローン病を誘発したマウスでは、発症初期の段階でLGSが生じることが試薬Kによって判明した。特にクローン病の小腸ではLGS状態と炎症の両方に関連する内因性因子の発現が増加しており、LGSがクローン病の発症に関与する可能性が示唆された。
すべて 2018 2017 2016 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
Contemporary clinical trials
巻: 69 ページ: 40-47
10.1016/j.cct.2018.04.002
Experimental Cell Research
巻: 367 号: 2 ページ: 264-273
10.1016/j.yexcr.2018.04.005
日本薬理学雑誌
巻: 150 号: 4 ページ: 183-187
10.1254/fpj.150.183
130006107982
PLoS One
巻: 12(4) 号: 4 ページ: e0175626-e0175626
10.1371/journal.pone.0175626
http://www.med.shimane-u.ac.jp/pharmacology/index.html