研究課題/領域番号 |
16K21206
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
身体教育学
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
山本 直史 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (40552386)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 就労 / 体力 / 身体活動 / 高齢者 / 社会的活動 |
研究成果の概要 |
本研究では主にシルバー人材センターの会員を対象として、体力と就労中止との関連を横断研究によって検討した。なお、本研究では就労の中止を自身の体力的な不安から1年以上の間、仕事を実施していないことと定義した。結果、体力と就労の中止との間に有意な関連が認められ、特に筋力が関連することが示唆された。客観的に測定した下肢筋力と就労中止との間には量反応関係が認められた。このことは、筋力の増加に伴い就労中止のリスクが低下する可能性を示唆している。さらに、本研究では筋力向上活動の集団普及戦略のための基礎資料を得ることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の就労中止には体力低下が関連するものと考えられているが、これまでに両者の直接的な関連は検討されていなかった。本研究は横断研究であるために、今後は縦断研究によってその因果関係を検討する必要があるという限界点を含むものの、就労を望む高齢者が低体力によって就労を中止することを予防するための対策や今後の研究推進のための基礎資料を提供することができたものと思われる。
|