研究課題/領域番号 |
16K21212
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
戸井田 力 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (40611554)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 再生医療 / 炎症 / マクロファージ / 硬組織インプラント / ナノメディシン / バイオマテリアル / リポソーム / 骨 / インプラント / 交互浸漬法 / 骨伝導性 |
研究成果の概要 |
チタンあるいはPEEK表面の親水性および表面粗さはMSCの骨分化に対してはポジティブな影響を与えるが、マクロファージに対する抗炎症効果は材料の親水性がより顕著な効果を与えると結論付けた。ホスファチジルセリン(PS)ナノ粒子をチタン表面に修飾する技術を開発した。PSナノ粒子修飾チタン上で、M2型マクロファージを誘導できることが明らかとなった。ラットの大腿骨骨髄腔に材料を埋植し、骨再生の詳細を病理組織学的に評価した。修飾チタン周囲では未修飾チタンと比較して、著しい新生骨の再生が認められた。以上より、マクロファージ表現型の制御を介した骨再生の促進に成功した。今後、詳細なメカニズム解析が必要である。
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