研究課題
若手研究(B)
天然グラファイトの酸化・剥離により安価に作製可能な酸化グラフェン(GO)は、高い機械的強度、ガスバリア性、プロトン伝導性など優れた特性を示し、将来を担う材料である。本研究では、GOから作製した自立膜を利用し、金属イオンの分離膜の開発を目指した。結果として、GO自立膜を通した銅イオンの透過速度を制御することに成功し、透過速度を決定する重要因子が層間隔であることを突き止めた。また、銅イオンと鉛イオンの混合液から、鉛イオンのみを取り出すことに成功し、その分離メカニズムもGO自立膜の層間隔の観点から説明できることを突き止めた。これらの結果は、GOを利用した分離膜研究において非常に重要な結果である。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 5件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 3件、 招待講演 2件)
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