研究課題/領域番号 |
16K21242
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
内分泌学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
佐藤 雄己 大分大学, 医学部, 副薬剤部長 (00570087)
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研究協力者 |
伊東 弘樹
龍田 涼佑
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | がん化学療法 / 消化管ペプチド / 消化器症状 / バイオマーカー / CINV / エステラーゼ活性 / がん化学療法による悪心・嘔吐 / nesfatin-1 / 酵素免疫測定法 / carboxyesterase / 神経内分泌ペプチド / butyrylcholinesterase / 悪心・嘔吐 / エステラーゼ |
研究成果の概要 |
本研究は食道がん患者への化学療法実施後の悪心・嘔吐(CINV)の発現と消化管ペプチドおよびcarboxyesterase活性との関連性を明らかにすることを目的として実施した。がん化学療法実施後の食道がん患者の血液を20症例分採取し、ghrelin、leptin、motilin、 neuropeptide Y、substance P、nesfatinl-1の血漿中濃度を酵素免疫測定法にて測定を行った。その結果、 血漿中motilin濃度およびghrelin/desacylghrelin濃度比がCINVの発現と相関を示すことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん化学療法におけるCINVの発生はがん患者のQOLを著しく低下させることが知られており、新たな作用機序を有する予防および治療薬が汎用されているが、CINVの発症機序は未解明の点が多いため、それらの臨床効果は十分でない。本研究の結果はCINVの発現と関連する消化管ペプチドを明らかにしたことで、本ペプチドをターゲットとした治療薬の開発の一助になると考えられる。また、これら消化管ペプチドバイオをマーカーとしたCINV予防・治療の指針作りにも寄与できる可能性があり、がん化学療法の発展に寄与できると考えられる。
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