研究課題/領域番号 |
16K21258
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
地域看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
畔上 光代 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (40644472)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 同職種連携 / 移行支援 / 連携協働 / 看護職間連携 / 連携・協働 / 機関間連携 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は病院と地域の看護職の多機関間同職種連携に必要な能力を明らかにすることである。療養場所を移行する際に関わる看護職への面接調査では、患者・療養者とその家族の思いや希望を中心につながることが明らかとなった。看護職間連携を患者・療養者とその家族の意思決定支援、看護職間の連携協働の認識、看護職自身の協調性といった概念とともに検討するため質問紙調査を行った結果、多機関の看護職との連携に関する実践行動では、約7割の看護師が患者・家族の思いや希望を他機関の看護師に伝えていた。他機関の看護師へ情報のフィードバックを行うといった項目は、3~4割の看護師によって実践されていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括ケアシステムの具現化のため、病院、診療所、訪問看護ステーション、福祉施設など多様な場で働く看護職は、患者・療養者とその家族の生活と医療を保障する役割がある。療養の場の移行には様々な問題・課題が伴い、それを紐解き、支援を継続するためには多機関で働く看護職が連携協働する必要がある。本研究で明らかとなった多機関の看護職との連携に関する実践行動によって、患者・療養者とその家族の思いや課題と支援がつながり、療養生活を安心・安全に継続することができれば地域包括ケアの推進に貢献すると考えられる。
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