研究課題/領域番号 |
16K21261
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国文学
言語学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
荒木 典子 首都大学東京, 人文科学研究科, 准教授 (40596988)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 満文金瓶梅 / 満漢西廂記 / 版本 / 満漢翻訳 / 精訳六才子詞 / 版本研究 / 満漢言語接触 / 繙訳 / 西廂記 / 満漢合璧 / 近代漢語 / 白話 / 満洲語 / 傍訳 / 訳者の交替 / 中国文学 / 中国語学 / 言語接触 |
研究成果の概要 |
中国清朝初期(康熙年間ぐらいまで)の満洲族における漢語理解および漢文化の受容の様相を明らかにすべく、漢語文芸作品の満洲語訳に焦点を当て、満漢翻訳の技能や方針の検討、テキストクリティークの作業を行った。文芸作品の満洲語訳については、早田輝洋氏による『満文金瓶梅』の全面的な研究を除いては、その数が多かったことが指摘されている以外、あまり積極的に検討されてきたとは言えない。本研究では、『金瓶梅』については、複数の翻訳者が共同作業を行っていた可能性を指摘し、底本特定に近づくための新たな証拠を提出した。『西廂記』については複数ある版本の整理と書誌の報告、関連作品の特徴を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
満洲語に翻訳された漢語文芸作品について、これまではその数の多さを指摘する研究はあったものの、特定の作品について版本研究まで踏み込んだものは、早田輝洋氏、寺村政男氏の論考を除いて多くはなかった。本研究の過程において、『満文西廂記』にも様々な版本や関連作品が存在することが明らかになり、清朝における漢語文芸作品の流通と受容に関する研究に新しい道筋をつけることができた。
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