研究課題/領域番号 |
16K21267
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会・開発農学
地域研究
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研究機関 | 東京経済大学 (2018-2019) 首都大学東京 (2016-2017) |
研究代表者 |
李 海訓 東京経済大学, 経済学部, 講師 (70757278)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 農業技術 / 畑作農業 / 農業発展 / 農法 / 中国東北 / 中国農業 |
研究成果の概要 |
新中国期における東北畑作農業の大きな変化は、①作付面積が大幅に拡大したことと、②従来の輪作体制は崩壊したこと、である。①については農業機械の投入により解決を図り、今日においてはドローンも投入されている。②による地力維持の面で影響は、化学肥料や農薬の投入により解決された。 輪作体制の崩壊は、トウモロコシの作付面積の増加と連作によるものであり、トウモロコシの作付面積の増加により小麦、大豆、甜菜、などの作物の生産量は減少した。 中国の畜産物消費の増加による飼料需要の増加がトウモロコシ生産を増加させた一因であり、中国東北における大豆、甜菜の生産減少は、中国の植物油、砂糖の輸入増加の一因でもある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国東北地域は、中国の新たな穀物倉庫としての地位を確立しており、水田のみならず畑作も発展している。これまで中国東北の農業を対象とした研究には、稲作(水田)の研究が多く、畑作の場合はトウモロコシ、大豆といった特定の主要作物に注目した研究は蓄積されてきたが、畑作全体を1つの体系として捉えた研究はなかった。本研究は畑作を1つの体系として捉え、中国東北地域における畑作農業の発展の特徴、作物構造の変化およびその原因、作物構造の変化がもたらした結果、などについて明らかにすることで、研究史の空白を埋めようとした。
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